石川の磐座
石仏山
石川県鳳至郡能登町柿生字神道
■原始神道の形が今も残る前立と奥立
石仏山の「神事」は雪が降りしきるなか始ま
った。3月2日、午前10時をまわったころだ。
それまで穏やかだった天候が、神事にあわせるよ
うに雪が降り始め、神職が祝詞をあげるころ、雪
のピークとなった。まるで石仏山の神が前立(まえだち)
とよばれる巨石に降臨してくるような印象を
うけた。高さ3メートル、幅60センチの大きさ
で、三角状に尖った頭部をもち、前立とよばれる
由縁か、石柱のように立っている。
(『磐座百選』より一部抜粋
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